埼玉県久喜市で、濃厚な豚骨醤油ラーメンを無性に食べたくなる日があります。あっさりでは物足りない、パンチのある一杯を腹いっぱいすすりたい。そんな気分のときに真っ先に候補に挙がるのが、いわゆる「ラーショ系」と呼ばれるラーメン店です。
久喜市北青柳に店を構える「ニューラーメンショップ 主水（もんど）」は、まさにその代表格ともいえる存在。赤い看板、豚骨醤油ベースのスープ、山盛りのネギという王道スタイルをしっかり押さえながら、地元で長く親しまれてきたお店です。
この記事では、ラーメンショップというジャンルの特徴から、主水というお店の魅力、定番メニュー、実際に訪れて感じた雰囲気や味わい、アクセス情報までを一つひとつ丁寧に解説していきます。
久喜周辺でラーメンを探している方や、ラーショ系が気になっている方の参考になれば幸いです。
ラーメンショップとはどんならーめん？
ラーメンショップは、日本各地のロードサイドを中心に展開してきたラーメン店の系統で、店名そのものがジャンルとして定着しています。最大の特徴は、豚骨をベースにした濃厚な醤油スープと、味付けネギを主役にしたトッピング構成です。
スープは白濁しすぎない豚骨醤油で、見た目以上にコクがあり、油の旨みがしっかり感じられます。一方で、塩味や醤油のキレもあり、重たすぎず最後まで食べ切れるバランスに仕上げられているのが特徴です。
ラーショ系を語るうえで欠かせないのが「ネギ」。細く刻まれた白髪ネギを、特製のタレや油で和えたものが大量にのせられ、スープに浸しながら食べることで味が完成します。ネギのシャキシャキした食感と、豚骨醤油の濃厚さが合わさることで、他のラーメンにはない中毒性が生まれます。
また、ラーメンショップは店舗ごとに個性が出やすいのも魅力です。同じ看板を掲げていても、スープの濃さ、油の量、ネギの味付け、チャーシューの仕上がりなどが微妙に異なり、「この店のラーショが一番好き」というファンが生まれやすいジャンルでもあります。
ガッツリ食べたい人、濃い味が好きな人、シンプルながらもパンチのあるラーメンを求める人にとって、ラーメンショップは非常に相性の良い存在だと言えるでしょう。
ニューラーメンショップ 主水はどんなお店？
ニューラーメンショップ 主水は、久喜市北青柳にあるラーメン店です。最寄り駅は久喜駅で、駅からはやや距離がありますが、その分、車での来店を前提とした立地になっています。
店舗前および周辺には十分な駐車スペースが用意されており、車で訪れても停めやすいのが大きな特徴です。平日・休日を問わず、地元の人が気軽に立ち寄れる理由の一つが、このアクセスの良さにあります。
店内は、カウンター席に加えてテーブル席、さらに座敷席も備えた構成。おひとりさまはもちろん、家族連れや複数人でも利用しやすい造りになっています。
営業時間は平日と土日祝で異なり、平日は昼営業が中心、土日祝は夜まで通しで営業しています。定休日も決まっているため、来店前に営業日を意識しておくと安心です。
支払い方法は現金のみとなっているため、来店時は現金を用意しておくのがおすすめです。最近はキャッシュレス決済が主流になりつつありますが、こうした昔ながらのスタイルも、ラーショらしさの一部と言えるかもしれません。
ニューラーメンショップ 主水 おすすめの一杯
主水を訪れたら、まず食べてほしいのがネギラーメンです。これはラーメンショップというジャンルを象徴する一杯であり、主水の魅力を最も分かりやすく体験できます。
- ネギラーメン（中） 950円
主水の看板ともいえる一杯。豚骨醤油スープの上に、味付けされた白髪ネギがたっぷりとのせられています。ネギの香りとシャキシャキ感が、スープの濃厚さを程よく中和し、食べ進めるほどに一体感が増していきます。「ラーショらしさ」を一番感じたいなら、まずはこれ。 - らーめん（小） 700円
スタンダードな一杯で、スープと麺のバランスをシンプルに楽しめます。サイズが小なので、少食の人やサイドメニューと一緒に楽しみたい人に向いています。味自体はしっかりラーショなので、「軽めだけど満足感は欲しい」というときにちょうど良い選択です。 - ネギ丼 350円
ラーメンと並ぶ名脇役。味付けネギとご飯の組み合わせは相性抜群で、ラーメンのスープを一口、ネギ丼を一口と交互に食べると満足度が一気に高まります。ネギ好きにはたまらない一品です。
麺量はサイズによって調整できるため、その日の空腹具合や同行者に合わせて選びやすいのも嬉しいポイントです。中サイズは「しっかり食べたいけれど重すぎるのは避けたい」という人にちょうどよく、主水のバランスの良さを感じやすい選択と言えます。
実際に行って感じた雰囲気や食べた感想
今回訪れたのは家族3人。
私がネギラーメン（中） 950円とネギ丼 350円、妻がらーめん（小） 700円を注文し、3歳の娘は両親のラーメンから少しずつ取り分けて食べました。
店内に入ると、まず感じるのはラーメンショップらしい活気。厨房から響く中華鍋の音、立ち上る湯気、黙々とラーメンをすする常連らしきお客さんたち。その空気感だけで、「今日はガッツリいく日だ」というスイッチが自然と入ります。
先に運ばれてきたのは、私のネギラーメン（中）。丼の表面を覆い尽くすネギの量に、思わず気分が上がります。まずは何も足さずにスープを一口。豚骨のコクと醤油の旨み、そして油の甘みが一気に広がり、これぞラーショという安心感があります。
途中で卓上のコショウを軽く振ると、味が一段引き締まり、パンチが増します。さらに食べ進め、スープが少し減ったところで、すりおろしにんにくをたっぷり投入。ここから一気にギアが上がり、豚骨の旨みとにんにくの香りが合わさって、完全に“戦闘モード”の味に変化します。後半になるほど中毒性が増し、レンゲが止まらなくなりました。
ネギはシャキシャキ感がしっかり残っていて、濃いスープを受け止める名脇役。ネギを多めに絡めた麺をすすり、スープを一口、という流れが心地よく、最後まで重たさを感じにくいのも印象的でした。
妻が食べたらーめん（小）は、ネギラーメンよりもシンプルで、スープの味がよりストレートに伝わる一杯。量は控えめですが、豚骨醤油のコクは十分で、「小でも満足感があるね」という感想。娘に取り分けるのにも、このサイズ感がちょうど良く、家族でシェアするには非常に使いやすいと感じました。
そしてネギ丼。これが想像以上に存在感のある一品です。味付けネギとご飯の組み合わせは間違いなく、ラーメンの合間に食べることで、満腹感と幸福度が一気に跳ね上がる感覚があります。ラーメン単体でも十分満足できますが、ネギ丼があることで「ラーショを食べた」という実感がより強く残りました。
全体を通して感じたのは、ニューラーメンショップ 主水は気取らず、遠慮せず、思いきり濃いラーメンを楽しめる場所だということ。コショウやにんにくで味を変えながら、自分のペースで食べ進められる自由さも含めて、ラーショらしさを存分に味わえる一軒でした。
アクセスと駐車場情報
ニューラーメンショップ 主水は、久喜市北青柳に位置しています。最寄りは久喜駅ですが、駅からは距離があるため、車での来店が特に便利です。
- 住所：埼玉県久喜市北青柳79-1
- アクセス：久喜駅から約1.6km
- 駐車場：あり（複数台駐車可能）
駐車場に余裕があるため、混雑しやすい時間帯でも車を停めやすく、遠方からでも訪れやすい立地です。
まとめ
ニューラーメンショップ 主水は、ラーメンショップというジャンルの魅力をストレートに味わえる一軒です。
濃厚な豚骨醤油スープ、たっぷりの味付けネギ、食べ応えのある麺という王道要素が揃い、期待を裏切らない満足感があります。
座敷席があり、駐車場も広いため、ひとりでも家族連れでも利用しやすいのも大きな魅力。現金のみという点だけ注意すれば、気軽に立ち寄れるお店です。
久喜市周辺で「今日はガッツリしたラーメンを食べたい」と思ったら、ニューラーメンショップ 主水は間違いのない選択肢のひとつ。
ラーショ初心者にも、ラーショ好きにもおすすめできる一軒です。
コメント